その1はこちらです。
照明をスマホでコントロール
まず、簡単そうな照明コントロールから作っていきます。照明はアクアリウム用のものを使い、その電源をスマホから制御できるようにします。スマホからRaspberry Pi(以下Pi)へ、PiからArduinoへと経由し、Arduinoがリレーを使って電源のオンオフを切り替えます。
リレーとは
操作にはリレーを使います。リレーは簡潔に説明すると他の回路のスイッチをコントロールできるもの。になります。
家庭用の電球を点けるとき、皆さんはスイッチを押します。それにより回路に電気が通り電気が点きます。
そのスイッチを代わりに押してくれるのがリレーです。スイッチで乾電池の電気が電磁石に流れ、電磁石はハンマーのようなものをを動かし、コンセント側の回路のスイッチを押すので電気が点きます。指を離せば電磁石は力を失い、コンセント側のスイッチも元に戻るため電気が消えます。
この仕組みをそのままArduinoで使うとこうなります。Arduinoで、OUTPUTにしたピンをHIGHかLOWにすることでコンセントの電球をON, OFFできます。
リレーモジュールを使うべき
先ほどの図はあくまでリレーの仕組みの例なので、本物のリレーはもっとちゃんとしています。そんなリレーですが、実際Arduinoでリレーを扱うときはモジュールを使った方が安全です。今回は、Amazonで売っていた安いリレーモジュールを使いました。
uxcell リレーシールドモジュール 3ピン端子 DC5Vコイル シールドモジュール
- 出版社/メーカー: uxcell
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
なぜリレーモジュールを使うべきかというと、電磁石式のリレーを単体で買う場合、逆起電力防止用のダイオードを挟んだりしなければなりませんし、またArduinoだとoutピンからの出力では電力が足りず、リレー用の電磁石をコントロールできない事があるからです。
モジュールの場合はGNDと5Vをつなぎ、ピンからの出力をトランジスタに流してリレーを動かしていたり、工夫があるので、モジュールの方が良いのかなと思います(どちらかというと入門者向けのアドバイスです)
次回以降このリレーモジュールを使って作っていきます。
その3はこちらです。